NG Models Japan Airlines Airbus A350-900 JA15XJ member of oneworld diecast 1:400

JAL A350 1/400モデル徹底比較|NG Models・JC Wings・Phoenix 全7品番

Collector Feature · April 2026

JALのA350 1:400モデルを買おうとすると、同じ機体番号に対して複数メーカーの製品が並んでいる。 JA15XJ(oneworld特別塗装)だけでも、NG Models・JC Wings・Phoenixの3社合計5品番が現在流通している。「どれを選べばいいか」という問いに対して、製品ページのスペックは何も答えてくれない——全社が「1:400 JAL A350-900 JA15XJ」と名乗っているからだ。

本稿は、コレクターコミュニティの実証比較(Yesterday's Airlines、Diecast Aircraft Forum、Model Airliner Forum)と実際の製品画像の目視確認を組み合わせ、3ブランドの具体的な差異を解剖する。金型の精度格差、鶴丸ロゴの発色のズレ、Phoenix版にある「日章旗」が実は考証ミスである事実、JC Wings Flaps Down版の二次市場での流通価値——購入前に知っておくべき情報を一冊にまとめた。A350-1000のJA01WJと歴史的初号機JA01XJも収録する。

3ブランドを比べる前に知っておくべきこと——金型・印刷・品質の構造的な差

1:400ダイキャストの品質は「金型(Mould)の世代」によってほぼ決まる。 NG Models、JC Wings、Phoenixの三者は同じ金属製1:400であっても、金型設計の起点がまったく異なる。

コレクター向けの詳細比較レポートとして最も参照されている Yesterday's Airlines(英国コレクター Richard Stretton 主宰、2024年9月改訂版)は、A350モデルを機首輪郭・起落架高さ・発動機パイロン形状・コクピット窓周辺の黒縁(業界通称「ラクーンマスク」)など8項目で採点している。その総合スコアでNG Models が1位、JC Wings が2位、Phoenix が3位という序列は、2019年以降のコレクター議論でほぼコンセンサスになっている。

ただし「NG Modelsが一番」という結論だけでは選択肢が一つになってしまい、JC Wingsが提供するFlaps Down仕様やPhoenixの価格帯という固有の価値が見えなくなる。以下では差異の「中身」を掘り下げる。

節1 — NG Models JA15XJ(NG39093):現行ベストプラクティスとその理由

NG39093は、NG Modelsが製品化したJA15XJ oneworld塗装の現行最終品番だ。コレクターコミュニティでこの製品が「基準機」として扱われる理由は、単に「NG Modelsだから」ではなく、具体的な製造判断の積み重ねにある。

NG Models Japan Airlines Airbus A350-900 JA15XJ member of oneworld diecast 1:400
NG Models · Japan Airlines · A350-900 JA15XJ · 1:400 · member of oneworld
Model No. NG39093

塗装構成は白胴体・赤鶴丸・機体前方コックピット後ろに青い「member of oneworld」ロゴ・下段に「JAPAN AIRLINES」青文字・ウィングレット先端赤・エンジンナセル白。NG Modelsの鶴丸レッドは、コレクターコミュニティで「実機の深紅に最も近い」と評価される色値で印刷されており、JC WingsやPhoenixの製品と並べると色温度の差が目視で確認できる。oneworldの青も、NG版は実機のネイビー(海軍色)寄りで発色しており、他社版が出やすいロイヤルブルー(やや明るめ)との差は2機を並べると明確だ。コクピット窓周辺の「ラクーンマスク」については、NG版の黒縁の粗細と弧度がYesterday's Airlinesの採点で3社中最高評価を得ている(NG版のエッジが最も滑らかで、Phoenixはラインが太く見える傾向がある)。

Aircraft record — JA15XJ: 2022年2月14日トゥールーズ受領、2月17日羽田到着、2022年2月21日JL903(羽田→那覇)初就航。JAL oneworld加盟15周年(2007年加盟、2010年一時脱退→2011年復帰)のタイミングに重なる受領。座席配置はX12仕様391席(ビジネス12/プレエコ42/普通席337)。現在も国内幹線の定期運用に就いている。

NG39093は、3ブランドのJA15XJ 1:400の中で、鶴丸レッドとoneworldブルーの発色精度が最も実機に近いとコレクター間でコンセンサスを得ている現行品番だ。 1本から始めるなら、このNG39093を基準として他社版を追加していく順序が合理的だ。

節1b — NG39033:先行版と改訂版で何が変わったか

NG39033はNG39093の先行品番だ。同一登録番号・同一塗装を対象としながら、なぜ2つの品番が存在するのか。

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Model No. NG39033

NG Modelsは製品改訂の際に品番を変更することがある。NG39033からNG39093への変更では、画像で確認できる範囲でウィングレット外側の「JA15XJ」登録番号の印刷位置・後部胴体の「AIRBUS A350-900」文字表記の解像度、および「unicef」ロゴの再現に差異がある。NG39033のほうが主翼ウィングレット側面に登録番号が確認しやすく、後部胴体の細かいスタンシル文字も再現されている。

コレクターの選択基準は明確に二分される。「最新改訂版を揃える派」はNG39093、「ファーストリリースを歴史的記録として保有する派」はNG39033、という分け方だ。両者を並べてNG Modelsの改訂プロセスそのものをコレクションの軸にしているケースもある。NG39033は、JA15XJ oneworldをNG Modelsが最初に商品化したリリースとして、改訂後に流通量が減少した品番だ。

節2 — JC Wings JA15XJ(SA4003):金型の差異とコミュニティの正直な評価

SA4003はJC WingsによるJA15XJ oneworld版だ。NG39093との違いは「塗装の差」だけではない——金型設計の起点が異なる。

JC Wings Japan Airlines Airbus A350-900XWB JA15XJ member of oneworld diecast 1:400
JC Wings · Japan Airlines · A350-900XWB JA15XJ · 1:400 · member of oneworld
Model No. SA4003

SA4003の塗装は白胴体・赤鶴丸・青oneworldロゴ。画像で確認できる特徴として、後部胴体の「AIRBUS A350-900」文字とunicefロゴが再現されており、登録番号は後部胴体と主翼上面付け根付近に確認できる。主翼はライトグレー、ウィングレット先端赤。コミュニティの評価で注目される点が2つある。①JC WingsのA350金型は2019年に機首形状を修正しているが、機首下部のラインがNG版と比較してわずかに生硬いという指摘がDA.C(Diecast Aircraft Community)フォーラムで複数確認されている。②JC版の鶴丸レッドとoneworldブルーは、NG版と並べると「やや明るい方向にズレている」という視覚的フィードバックがModel Airliner Forumに蓄積されている(ただし単体で見ると十分な品質水準だ)。

JC Wingsは2024年に「品質全面改善(Everything will be better)」をMAFフォーラムで公約し、塗装の安定性向上を実施した。SA4003はその方針下の製品として改善の恩恵を受けている。SA4003は、NG39093との横並び比較を前提とした「第二の基準軸」として機能する。金型とカラーマッチングでNG版に及ばない部分がある一方、価格帯がNG版より低く、JA15XJを複数本揃える際の合理的な選択肢となる。

節3 — JC Wings JA15XJ Flaps Down(SA4003A):なぜこの仕様が二次市場で先に消えるのか

SA4003AはJC WingsによるJA15XJ oneworld版のFlaps Down(フラップダウン・着陸形態)だ。価格はSA4003より約30〜50ドル高い。この価格差が正当化されるかどうかは、コレクターのアプローチ次第だ。

JC Wings Japan Airlines Airbus A350-900XWB JA15XJ member of oneworld Flaps Down diecast 1:400
JC Wings · Japan Airlines · A350-900XWB JA15XJ · 1:400 · member of oneworld · Flaps Down
Model No. SA4003A

SA4003Aは着陸進入形態の再現で、ランディングギアが展開された状態だ。塗装はSA4003と同一oneworld仕様(白・赤鶴丸・青oneworldロゴ・ウィングレット赤先端)。画像で確認できる範囲で主翼後縁フラップの形状変化と起落架展開形態が確認できる。Flaps Down仕様がコレクター市場で評価される理由は明確だ:JC Wings以外のメーカーはJA15XJのflaps down版を出していない。 NG39093にもPH04456にも、着陸形態は存在しない。Aviation Retail DirectとeBayの2025年成交データでは、JA15XJおよびJA01WJのFlaps Down版は標準版より平均で先に在庫切れになり、二次市場でのプレミアムも確認されている。

SA4003Aは、着陸シーンを再現するジオラマ派・空港ビネット派コレクターにとって、JA15XJ 1:400において現在唯一利用可能なFlaps Down品番だ。 SA4003(巡航形態)との2本組みで、同一機体の2つの飛行フェーズを記録できる構成になる。

節4 — Phoenix JA15XJ(PH04456):主翼の日章旗は「加点」か「考証ミス」か

PH04456はPhoenixによるJA15XJ oneworld版だ。他社版との最大の外観上の差異は主翼上面だが、その評価はコレクターのスタンスによって大きく分かれる。

Phoenix Japan Airlines Airbus A350-900 JA15XJ member of oneworld diecast 1:400
Phoenix · Japan Airlines · A350-900 JA15XJ · 1:400 · member of oneworld
Model No. PH04456

PH04456の塗装は白胴体・赤鶴丸・青oneworldロゴの基本構成に加え、主翼上面に大きな赤丸(日章旗)が印刷されている。ここが問題の核心だ。現代のJAL実機(A350-900を含む)の主翼上面には日章旗は存在しない——JetPhotosおよびJAL公式機材資料で確認できる現行仕様では、主翼右側面に登録番号(例:JA15XJ)、左側は原則ブランクか最小限の表記のみだ。Phoenixが主翼に日章旗を印刷しているのは非考証の独自解釈であり、実機を正確に再現した仕様ではない。DA.C(Diecast Aircraft Community)フォーラムでは「考証エラー」として指摘されており、この点はPhoenix版の減点要因としてコレクターの評価に影響している。

Phoenix版の別の弱点として、金型年齢の問題がある。Phoenixは2014年設計の金型を継続使用しており、エンジンファンブレードの枚数(Phoenixは13枚、実機は22枚)や起落架ディテールでNG版に劣るという評価がYesterday's Airlinesの比較レポートに記録されている。鶴丸レッドとoneworldブルーの発色もNG版と比較してコミュニティの評価が低い。

一方、Phoenix版の価格帯はNG版より低く、大量に機体を揃える「フリート構築」目的や予算を分散させたいケースでの選択として機能する。PH04456は、3ブランド完全制覇を目指すコレクターにとってのみ必然性がある品番であり、精度重視・考証重視の観点では単品選択肢としてはNG39093に劣る——主翼日章旗の考証問題を許容できるかどうかが唯一の分岐点だ。

節5 — NG Models JA01WJ A350-1000(NG57012):国際線主力機の記録

JALのA350-1000(JA01WJ)は2023年12月14日にトゥールーズで受領し、2024年1月24日に羽田→ニューヨークJFK線(JL006)として国際線初就航した。 座席配置はX35仕様239席(ファースト6/ビジネス54/プレエコ24/エコノミー155)。全シートにドア付き個室を採用し、設計は英国tangerine社が監修している(ANA「THE ROOM」との混同注意——JALとANAは別設計・別ブランド)。A350-1000はA350-900より胴体が約7m長く、エンジンはRolls-Royce Trent XWB-97(A350-900のXWB-84より高推力)、主脚は3軸6輪(-900は2軸4輪)という外観上の識別点がある。

NG Models Japan Airlines Airbus A350-1000 JA01WJ diecast 1:400
NG Models · Japan Airlines · A350-1000 JA01WJ · 1:400
Model No. NG57012

NG57012の塗装は白機体・赤鶴丸・前方「JAPAN AIRLINES」黒文字。最大の識別点は後部胴体に赤いスタイリッシュな書体で大きく「A350-1000」と表記されている点——A350-900には存在しないA350-1000固有のマーキングだ。画像でも印刷の鮮明さが確認できる。主翼下面には日本の国旗の赤丸(日章旗)が描かれているが、これは主翼下面への印刷で、実機でも主翼下面には国籍識別マークが存在することがあるため、主翼上面への日章旗を印刷するPhoenixの仕様とは位置が異なる。NG版のA350-1000モデルでは主脚の3軸6輪も確認できる。

Aircraft record — JA01WJ: 2023年12月14日トゥールーズ受領、12月15日羽田到着。2024年1月24日JL006(羽田→ニューヨークJFK)で国際線初就航。その後、羽田→ロンドン・パリ・ロサンゼルス・ダラス・フォートワースへ順次展開。JALはA350-1000を計13機発注、2026年4月現在11機受領済み、残2機は2027年度内受領予定。

NG57012は、JAL A350-1000 JA01WJの1:400巡航形態として現行流通するNG Models製の主力品番であり、後部胴体の赤「A350-1000」大文字表記を含む国際線仕様を3社中で最高精度で再現した製品だ。

節6 — JC Wings JA01WJ A350-1000 Flaps Down(SA4024A):3軸6輪主脚展開の希少版

SA4024AはJC WingsによるJA01WJのFlaps Down版だ。A350-1000のフラップダウン仕様という性格上、流通量は極めて少ない。

JC Wings Japan Airlines Airbus A350-1000XWB JA01WJ Flaps Down diecast 1:400
JC Wings · Japan Airlines · A350-1000XWB JA01WJ · 1:400 · Flaps Down
Model No. SA4024A

SA4024Aの塗装は白機体・赤鶴丸・前方「JAPAN AIRLINES」黒文字でNG57012と基本共通。A350-1000固有の3軸6輪メインランディングギアが展開された状態で再現されており、これがSA4003A(-900 FD版)との外観上の最大識別点だ。この主脚の再現精度はJC Wings版が評価される数少ない技術的優位のひとつで、コクピット窓周辺の精度で劣っても、「着陸瞬間の記録」という文脈では替えが利かない。画像でもoneworldマークが機体前方に確認できる。

SA4024Aは、JA01WJのA350-1000着陸形態を3軸6輪主脚展開で1:400再現した製品として、現時点でJC Wings以外に同仕様を製品化したメーカーは存在しない。 NG57012(巡航形態)との2本組みで、JA01WJの「巡航中」と「羽田進入時」を同一登録番号で揃えられる構成になる。

節7 — NG Models JA01XJ 初号機(NG39095):赤い「A350」マーキングの意味

JA01XJは2019年6月13日にトゥールーズで受領し、9月1日にJL317(羽田12:10発→福岡14:00着)でJALのA350国内線初就航を果たした。 JALはこの初号機に「挑戦(Challenge)」を意味する赤い「A350」大文字マーキングを胴体中央に施した。これは2号機以降の量産機には引き継がれていない、JA01XJ固有のデザインだ。

NG Models Japan Airlines Airbus A350-900 JA01XJ diecast 1:400
NG Models · Japan Airlines · A350-900 JA01XJ · 1:400
Model No. NG39095

NG39095の塗装は白機体・赤鶴丸に加え、胴体中央に赤い大文字「A350」マーキング——これがJA01XJ初号機専用の最大の視覚的識別点だ。 JA15XJ(oneworld塗装)にはこのマーキングはなく、JA01WJの「A350-1000」後部表記とも性格が異なる(JA01XJの赤「A350」は胴体中央・斜体デザイン)。NG39095はコクピット窓周辺と主翼の仕上げにNG Modelsらしい精度を発揮しており、JA01XJ初号機の外観記録として現在流通する唯一の1:400製品だ。

Aircraft record — JA01XJ: 2019年9月1日JL317で国内線初就航(羽田→福岡)。その後A350路線は羽田→新千歳(2019.10)・羽田→那覇(2020.2)・羽田→伊丹(2021.3)と順次拡大。JA01XJは2026年4月現在も国内幹線の定期運用に就いている。

NG39095は、JAL A350-900初号機JA01XJを、2号機以降には存在しない胴体中央の赤「A350」初号機マーキング付きで1:400に封じ込めた製品であり、NG Models以外に同登録番号・同塗装の1:400製品は現在製品化されていない。

JA15XJ 3ブランド横断比較——NG vs JC Wings vs Phoenix、どこが違うか

同一機体を3社が製品化しているJA15XJを横断的に整理する。この比較は「どれが最高か」ではなく「何を優先するかによって答えが変わる」という構造だ。

評価軸 NG Models(NG39093) JC Wings(SA4003) Phoenix(PH04456)
機首形状精度 ◎ コンセンサスで最高評価 ○ 2019年金型更新後に改善、機首下ラインに若干の硬さ △ 2014年金型、経年的な精度限界
鶴丸レッドの発色 ◎ 実機の深紅に最近接 ○ やや明るめ(許容範囲内) ○ やや明るめ(JCWと近似)
oneworldブルー ◎ ネイビー寄りで実機に近い △ ロイヤルブルー寄りでやや浮く △ 同上の傾向
ラクーンマスク精度 ◎ 8項目採点で最高点 ○ 実用水準 △ ラインが太く見える傾向
主翼上面の考証 ◎ 実機どおり登録番号のみ ◎ 実機どおり ✕ 非実在の日章旗を印刷(考証ミス)
Flaps Down仕様 — 存在しない ◎ SA4003Aとして提供 — 存在しない
二次市場での流通 ◎ 安定して流通 ○ FD版は先に品切れになりやすい ○ 入手しやすい

精度と考証を最優先するなら: NG39093一択。鶴丸レッド・oneworldブルー・ラクーンマスクのすべてで最高水準、主翼考証も正確。

着陸シーンを再現したいなら: SA4003A(JC Wings Flaps Down版)が唯一の選択肢。精度より「動態の瞬間記録」を優先するコレクターに合う。

3社コンプリートを目指すなら: NG39093+SA4003+PH04456の3本。Phoenix版の日章旗考証ミスを理解した上で、「全社が同じ機体をどう解釈したか」というドキュメントとして保有する意味がある。

Collector Reference — JAL A350 1:400 全7品番対比表

Model No. Brand Aircraft · Reg · Scale Livery Era Best For
NG39093 NG Models A350-900 · JA15XJ · 1:400 oneworld 2022〜 精度重視・最初の1本・3社比較の基準
NG39033 NG Models A350-900 · JA15XJ · 1:400 oneworld 2022〜 先行版・NG改訂プロセスのドキュメント
SA4003 JC Wings A350-900XWB · JA15XJ · 1:400 oneworld 2022〜 NG39093との直接ブランド対比・コスト分散
SA4003A JC Wings A350-900XWB · JA15XJ · 1:400 oneworld 2022〜 Flaps Down唯一品番・着陸シーン・ジオラマ派
PH04456 Phoenix A350-900 · JA15XJ · 1:400 oneworld 2022〜 3社コンプリート・日章旗考証ミスを理解した上で
NG57012 NG Models A350-1000 · JA01WJ · 1:400 国際線 2024〜 -1000型の巡航形態・後部赤「A350-1000」表記
SA4024A JC Wings A350-1000XWB · JA01WJ · 1:400 国際線 2024〜 -1000型Flaps Down・3軸6輪主脚展開・希少版
NG39095 NG Models A350-900 · JA01XJ · 1:400 初号機塗装 2019〜 JAL A350歴史起点・初号機マーキング唯一品番

最小構成(3本): NG39093(JA15XJ 精度基準)+ NG57012(A350-1000 国際線)+ NG39095(初号機)。同一ブランドで-900と-1000のスケール差が並び、JA01XJの赤「A350」とJA01WJの「A350-1000」後部表記で2世代の就航記録が揃う。

中級構成(5本): 上記3本にSA4003(JC Wings JA15XJ標準)とSA4003A(Flaps Down)を追加。JA15XJの巡航・着陸2形態が揃い、NG vs JCW のブランド対比が完成する。Phoenix版は考証問題があるため、精度コレクター向けには省略できる選択肢。

全記録構成(7本): 全品番。Phoenix PH04456の日章旗考証ミスを「製品化解釈の差異」として文脈ごと保存することに意義を見出すコレクター向け。3社が同一機体をどう再現したかという製品史の記録として価値がある。

FAQ

NG39093とNG39033はどちらを選ぶべきですか?

新規に1本を選ぶなら現行改訂版のNG39093を選ぶのが合理的です。NG39033はNG39093の先行品番で、ウィングレット側面の登録番号印刷など細部に差異があります。「改訂前の第一リリースを記録したい」「NG Modelsの品番更新プロセス自体をコレクションの軸にしたい」という目的がある場合に限り、NG39033を追加する意味が生まれます。

Phoenix PH04456の主翼に日章旗があるのはなぜですか?実機にもありますか?

現代のJAL実機(A350-900含む)の主翼上面に日章旗は存在しません。JetPhotosおよびJAL公式機材資料で確認できる実機仕様では、主翼右側面に登録番号が表記されているのみです。Phoenixの日章旗印刷は非考証の独自解釈であり、DA.Cフォーラム等のコレクターコミュニティでは考証エラーとして記録されています。この点を許容できるかどうかが、Phoenix版を選ぶかどうかの唯一の分岐点です。

SA4003AのFlaps Down版はSA4003の標準版より高い価値がありますか?

着陸シーンのジオラマ派・空港ビネット派にとっては明確に高い価値があります。SA4003Aの価格はSA4003より約30〜50ドル高く、Aviation Retail DirectとeBayの2025年成交データでは標準版より先に在庫切れになる傾向があります。重要な前提として、JA15XJの着陸形態1:400は現時点でSA4003A以外に製品化したメーカーが存在しないため、この仕様を求めるなら選択肢がありません。

NG ModelsとJC Wingsの金型精度の差は具体的にどこで見えますか?

最も差が出やすいのは3箇所です。①機首下部のラインの滑らかさ(NG版がより曲線的で実機に近い)。②コクピット窓周辺の「ラクーンマスク」の黒縁の精度(NG版が細くシャープ、Phoenix版は特に太くなりやすい)。③鶴丸レッドとoneworldブルーの発色(NG版が実機色値に近い深め、JC/Phoenix版はやや明るめにズレる)。

A350-900と-1000の1:400モデルを外観で見分けるには?

確実な識別ポイントは3つです。①後部胴体のマーキング:-1000には赤い「A350-1000」大文字があり、-900にはありません。②メインランディングギアの車輪数:-1000は3軸6輪、-900は2軸4輪で、Flaps Down版では特に明確です。③全長:-900より胴体が約7m長く、同スケールで並べると視覚的に確認できます。

JA01WJはどの国際線に投入されていますか?

2024年1月24日の初就航(羽田→ニューヨークJFK)以降、2026年4月現在は羽田発のロンドン・パリ・ロサンゼルス・ダラス・フォートワース線に展開しています。JALのA350-1000は計13機が発注されており、現在11機が受領済みです。国内線に投入されているA350-900とは別系統で、長距離国際線専用として運用されています。

JA15XJとJA01XJの塗装の違いを一言で言うと?

JA01XJは胴体中央に赤い大文字「A350」初号機マーキング付き(oneworldロゴなし)。JA15XJは機体前方に青い「member of oneworld」ロゴ付き(初号機マーキングなし)。どちらも白機体・赤鶴丸は共通ですが、胴体中央部の表記で一目で区別できます。

JAL A350フリートの現状は?

2026年4月現在、国内線用A350-900が17機(JA13XJが2024年1月の羽田空港事故で全損、2026年3月JA18XJが代替受領)、国際線用A350-1000が11機(13機発注・残2機は2027年度内受領予定)。JALは2024年に国際線向けA350-900を別途20機追加発注しており、2027年度以降の受領が見込まれています。

JAL A350の就航記録は国内幹線17機・国際線11機。A350フリート全体を1:400ダイキャストで揃えるためのNG Models・JC Wings・Phoenixの製品はすべてこちらにある。

JALの全モデルを見る →

References

  1. Yesterday's Airlines — Airbus A350 Detailed Mould Comparison v4(Richard Stretton, 2024年9月)https://www.yesterdaysairlines.com
  2. Diecast Aircraft Community (DA.C) — Phoenix Models engine ground clearance & Japan flag discussion thread https://www.diecastaircraft.com
  3. Model Airliner Forum (MAF) — JC Wings 2024 quality improvement announcement "Everything will be better" https://www.airlinermodels.com
  4. Aviation Wire「JAL、A350-900初号機JA01XJ受領 9月に羽田-福岡就航」(2019年6月)https://www.aviationwire.jp/archives/174082
  5. Aviation Wire「JAL、A350-15号機JA15XJ受領 oneworld塗装」(2022年2月)https://www.aviationwire.jp/archives/248031
  6. Aviation Wire「JAL、A350-1000初号機JA01WJ受領 1月に羽田-ニューヨーク就航」(2023年12月)https://www.aviationwire.jp
  7. JetPhotos — JA15XJ wing upper surface confirmation, 2024-2025 photos https://www.jetphotos.com
  8. FlyTeam 機材情報 — JA01WJ 日本航空 エアバス A350-1000 https://flyteam.jp/airline/japan-airlines/registration/JA01WJ
  9. JAL A350-1000 機内仕様ページ https://www.jal.co.jp/inter/aircraft/a350_1000/
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